はじめに

皆さんは、「ひきこもり」に関してどの様な想いをお持ちですか?
内閣府によると、半年以上自宅に閉じこもり、学校や仕事に行けず引きこもっている方は15~39歳だけでも54万人超、さらには40~64歳では61万人超だったとか。
単純に考えて日本でのひきこもりの数は115万人なんですね。

人間は案外脆い生き物で、誰しもちょっとした事でくじけてしまうこともあると思います。
そんな、「自分もそうなるかもしれない」という事象に対して冷たく接するのではなく温かな目でサポートしていくべきなのではないか。
そう考え活動を行う方々がいます。

「ワンステップスクール」という1つ屋根の下で家庭の温かな愛情を注ぐスクールが話題を集めています。不登校や引きこもり、はたまた家庭内暴力など、家庭では解決できないことを専門的な第三者の介入で救っていこうというものです。

今回はそんなワンステップスクールのサービスや会社についての情報、実例などをまとめてみました。

ワンステップスクールってどんなところ?

ワンステップスクールではなんとおよそ30年もの間、様々な問題を抱えている若者たちをサポートして家庭内問題を解決すべく取り組んできました。
ワンステップスクールが掲げているモットーは「1つ屋根の下で、家庭の温かい愛情を注ぐ」。

自立支援専門のスタッフが24時間体制にて本人のケアを行っていきます。
共同生活を行うことで愛情や対話、カウンセリングなどができ豊かな一歩を共に築いていくことができるのだといいます。
また、精神科医や臨床心理士がメンタルケアもしてくれます。企業による就労支援や、学習指導に進路指導、資格取得などのサポートまでしていくので社会参加を全力でサポートしていく体制が整っています。
対象も未成年から中高年まで幅広く対応しているため安心です。

ワンステップスクールの特徴

1.共同生活で、仲間をつくることができます。これまで引きこもっていたために培ってこなかった、「思いやりの心」、「他者への配慮」、「協調性」などといった対人関係の構築・維持にも必要となる能力向上に繋がります。

2.伴走型支援により本当の理解者としてサポートできる。実際の生活に寄り添っていく支援員の多くはワンステップスクールを卒業した方々なのだとか。近い気持ちでサポートを行います。

3.充実のカリキュラム
復学に就労といった、一人ひとりの目標に合わせた支援計画を作成してもらえます。学校や企業と連携して安定的な自立へと繋げます。
精神科医や内科医、臨床心理士も在籍しており定期診断やカウンセリングも行うことができます。

そのほか、保護者へのカウンセリングも行われています。保護者会での意見交換やカウンセラーや専門家の勉強会等に参加し、保護者自身の問題点の内省を促します。
小学生から中高年も、年齢層に合わせた海外プログラム(留学)も用意されていて、新たな土地で自分を取り戻し成長することも可能です。

代表者の広岡政幸氏について

1981年に千葉県で生まれた広岡氏。幼少期に大病を患ったことで足に重い障害を抱えてしまったことをきっかけに小学生でいじめを経験しました。
周囲と同じように生活できない苦しさから荒れた生活を送っていた経験もあったといいます。高校も1年で退学。
転機となったのは、その後に渡ったニュージーランドでの出来事でした。
海外療育プログラムを受けたことで「自分の経験を生かし問題を抱える青少年の自立構成に尽力」することを決意し、今では家庭裁判所や保護観察所からの依頼も受けて少年保護の協力も行っているのだそうです。
これまでのべ1,000人の方々を社会復帰させてきた実績を持ちます。

著書「大人の引きこもりを救え!」に広岡氏の経験や考えが書かれています。

実例

最後に実例を紹介します。

実例1

子どものころから、勉強も生活もできて優秀な子でした。
レベルの高い大学を受験して失敗したことが原因で引きこもるようになりました。
「人が嫌い、社会が嫌い、長生きしたくない」と思っていた彼は、半ば「もうどうにでもなれ」という諦めの気持ちで入寮しました。
今までとかけ離れた生活に嫌気や疲労を感じることもあったが、寮生活に慣れてくるとスタッフや仲間と心を通わせるようになりました。
親の言葉を受け入れることができ、入寮から3か月でスタッフの仕事を手伝うように。
今ではワンステップスクールの運営にも関わる中心的スタッフとして働いています。

実例2

引きこもるようになった原因は高校時代のいじめでした。
臨床心理士、カウンセラーなど30人に相談するも何も変わらず、広岡氏に相談しました。
母親が心配で見守っている中、広岡氏は親しげに呼びかけ会話をはじめました。
会話中、彼は嫌がる素振りなどは一切見せず、リラックスして話ができている様子でした。
それから広岡氏が携帯の充電が切れたことをきっかけにコンビニに行くことを提案し見だしなみを整えて外に出たといいます。
その間約2時間半。その後は、精神的に不安定になるもこともあったが、話をじっくりできたことで落ち着いていきました。
彼は今職業訓練を経てワンステップスクールの正規従業員です。

会社概要

商号
一般社団法人 若者教育支援センター(ワンステップスクール)

所在地
東京都港区港南二丁目16番1号イーストワンタワー4階

代表
広岡政幸

公式サイト
https://free-school.jp/

連絡先
TEL:0120-481-710

設立
2008年