はじめに

成人式にドレスコードはありませんが、それでも振袖で参加する女性がほとんどです。振袖や着物を着る機会はそうないので、せっかくのこの機会に着ておきたいと思う人が多いようです。

しかし、日本人の着物離れは深刻で、多くの呉服屋も窮地に立たされています。矢野経済研究所の調査によると、呉服業界の市場規模は年々縮小しており、1980年には1兆8,000億円あったとされる呉服小売市場規模は2016 年には2,785億円。6分の1以下へ低下しており、売却や倒産が相次いでいる状況です。

また、2018年6月13日に「18歳成人」の民法改正が成立し、140年あまりにわたって「満20歳」とされてきた成人の定義が見直されることが決まりました。このことより、成人式が大学受験の時期と重なってしまうため、参加者数が減少することも予想されます。さらに、高校の卒業前となるため、学校の制服で出席する人も増えることでしょう。「成人式で振袖は少数派」という時代が訪れるかもしれません。

そんな苦しい呉服業界の中でも、今勢いづいているのが森智宏代表率いる「株式会社和心」です。今回は同社の概要から求められている人材についてまで、詳しく紹介していきます。

株式会社和心ってどんなところ?

2003年に設立した株式会社和心。『日本のカルチャーを世界へ』という理念を掲げ、伝統的な商品やサービスを提供しています。和アクセサリー「かすう工房」をはじめ、6つの和ファッションブランドを全国に67店舗を展開(2018年6月現在)。中でも「かんざし屋wargo」は、普段着や浴衣などにカジュアルに使えるオリジナルのかんざし、作家コラボ作品から、留めそでや振袖、七五三などの着物に合う伝統のかんざしまで、新しいかんざしの楽しみ方を提案し続け、現在では月間で2万本を売り上げる専門店に成長しました。

株式会社和心の武器は、「商品力」と「社員力」。商品は他社からも高い評価を得ており、さまざまな企業から商品の製造を請け負うOEM事業も展開。開発から製造、販売までを一貫して自社で行える点も強みです。

2018年3月29日、東証マザーズに上場。成長を続ける株式会社和心では、人材育成にも力を入れています。社員には日本人の心を大切にしてほしいという願いを込めた21の行動指針を提示。接客のシミュレーションや個別の接客アドバイスなどを徹底し、社員全員が成長していける環境を整えています。

ここからは、実際に株式会社和心で働く人の口コミをご紹介します。

株式会社和心で実際に働いている社員の声

社歴や経験、年齢に関係なく評価をしてくれます。自分が頑張った分は評価につながるところ、また個性を非常に大事にしてくれるところ(カラフルヘアやボディーピアス、服装自由)が魅力的です。

課題としては、新しいモノ・コトが進行していくスピードが早いので、それに伴った仕組み・運用方法なども急いで作っていることが多いです。まだまだ効率化や簡素化できるところなど改善の余地は多くあると思います。

株式会社和心の調査結果

口コミを見てみると、株式会社和心は、日本の伝統、文化、芸術を重んじながら最先端のニーズを追い求める、ベンチャースピリットを持つ会社であるという印象を受けます。社員一人ひとりの個性を大切にしているところが、クリエイティブな商品力につながっているのでしょう。

株式会社和心の特筆すべきポイントは、行動指針以外に「和心幹部の心得」があることです。相談される上司を目指すこと、部下が興奮するフィールドを作ること、など部下に対しての心得を提示しています。代表の森智宏氏をはじめとする幹部たちが、会社の成長にあぐらをかかない、社員を大切にしている社風が感じられますね。

競合他社が増える前に一気にシェアを拡大している一方で、組織や仕組みづくりが会社の成長に追い付いていないという面も見られます。呉服業界に興味のある人はもちろん、スピード感を持って事業を推進したい、組織づくりに携わりたいという人に、ぜひチェックしてみてほしい一社です。

株式会社和心に求められている人材とは?

同社では、現在「店舗管理」もしくは「デザイナー」を募集しています。

「店舗管理」「デザイナー」の応募はコチラから!

この項目では、実際に同社で働くうえで必要なことについて、直接お話しを伺いました。

御社で「店舗管理」もしくは「デザイナー」として一人前になるにはどれくらいの期間が必要ですか?また入社する前に勉強しておいた方がいいことなどはありますか?

店舗管理(販売部、着物レンタル部)

販売部
「一人前=売上をたてられる」と考えると1年ほどはかかります。入社前に勉強できることとしては、商品知識やコラボ元のアニメの情報などはあると良いです。また勉強ではないのですが、働く上で身につけてほしいものや心構えとして、挨拶・礼儀などの基本的なことはもちろんですが、いついかなる時も前向きに考えられる気持ち・なんでもいいのでプレゼンする能力を持ってもらえているとありがたいかなと思います。

着物レンタル部

  • アルバイト
  • 着付け師/ヘア師として一人前になるには着付け/施術スキルが必要です。受付に必要なスキルは特にありません。3セクションに共通するものは、お客様への奉仕です。接客業なので、お客様第一で考え、お客様やスタッフとコミュニケーションを円滑に取れることが前提です。
    その為、店舗文化や会社の理念に慣れていただくに当たって半年ほど要します。
    事前予習はそれぞれの志望セクションのスキルで、受付の方はパソコン事務スキルです。
    また英語や中国語の簡単なフレーズでもいいので、覚えて頂けると活躍の幅が広がります。

  • 社員
  • 早くても1年くらいはかかるかと思います。まずは数ヶ月間、店舗に勤務し店舗のオペレーション理解と共に、お客様と対面で触れ合うこと、店舗の方とコミュニケーションを取ることを肌で感じて欲しいです。その後、本社勤務になります。
    そして四季折々のイベント対策をしてもらいます。桜の超繁忙期、GW、浴衣の切替、紅葉シーズン、年末年始、閑散期といった時期を通して知見を広めていきます。
    着物の知識はもちろん必要ですが、他にWEBマーケティング集客になるので、SEO対策である文章作成能力も必要です。外国語の習得などにも取り組んでいただけると良いと思います。

    デザイナー(WEB、グラフィック、プロダクト、店舗クリエーター)

    「一人前=1人で仕事を進めていけるようになるまで」として、早くて2ヶ月~半年ほどになります。入社前に勉強しておいたほうが良いこととしては、IllustratorやPhotoshopのスキルや英語(中学校レベル)ができるといいです。

    店舗を運営するうえで、一番心がけなければいけない事について教えてください

    どんなときでもお客様を最優先に考え「最高のおもてなしでお客様に楽しんでいただく」、という意識をもって商売しています。

    新卒向けの面接で、特に聞く質問などありましたら教えてください

    新卒の方の面接では、カルチャーフィットしているかどうかや、その方自身の人柄を重視して見ています。ですので、面接で伺った話に対して具体的なエピソードとその時どのように感じたのか、そこからどのように自分が変わったか(または変わっていこうとしているか)などを伺っています。

    御社で実際に活躍されている社員の方は、どのような能力が高いと感じますか?また、働いている方はどのような人柄の方が多いか教えてください

  • 古いことを大事にしながらも、新しいことに果敢に挑戦する人。
  • よく笑う人。
  • ありがとうやごめんなさいを言える人。
  • 服装や髪形がファンキーな人。
  • すごいアニメ・ゲーム・ITオタク。
  • 昭和な人。
  • 新しいモノが好きな人。
  • 自分では思ってないけど、他人に変わっていると言われる人。
  • 涙もろい人。
  • でも、「やるときはやるぞっ」というプロフェッショナルな人。
  • まとめ

    厳しい業界事情もなんのその、設立から着実に事業を拡大し、東証マザーズ上場を果たす株式会社和心。商品力もさることながら、和心で社員の人間力の高さをうかがえます。職種により求められるスキルは異なりますが、根底にあるのは「人としての魅力」なのでしょう。株式会社和心は業界を担う存在として活躍していくに違いありません。

    商品へのこだわり、個性を大切にする社風、おもてなし精神を持った社員たち。伝統を重んじながら伝統の枠にとらわれない株式会社和心は、呉服業界はもとよりファッション業界、小売業界の中で、注目を集める興味部会会社だといっても過言ではないと感じました。

    ホワイト企業調査団

    ブラック企業問題で騒がれる昨今、ホワイト企業に憧れるライター達によって結成された企業調査団。本当に働きやすい職場を求めて、日夜求職者が求める情報を収集しており、メンバーの中には、そのまま取材先に就職してしまおうと考えている者までいる。