はじめに

突然ですが、「NC切削機械」というものをご存知でしょうか?

「NC切削機械」の「NC」とは「Numerically Controlled Machine Tools」の頭文字を取ったもので、直訳すると「数値制御式の」という意味を表しています。つまり「NC切削機械」とは、数値によってコントロールされる切削機械のことなのです。

NC切削機械は今までの切削機械よりも加工精度が高く、曲面のような複雑な形状の加工も自動で製造することができます。さらに、事前に数種類の加工の段取りをプログラム可能なので、効率良く作業することができるメリットがあります。

そんなNC切削機械を駆使して、立体造形物の製造・販売しているのが、今回ご紹介する「FES(フェス)株式会社」です。この記事ではFES株式会社とはどんな会社なのか、そしてそこから見えてくる同社に求められている人材について、詳しくご紹介していきます。

FES株式会社ってどんなところ?

FES株式会社は、2011年、代表者である木村真束氏によって創設されました。会社名は「Fantastic Electric Sculpture」を表しており、立体物造形を創造し、驚きと感動を共有できるサービスを提供することを目指している会社です。

テーマは「2次元から3次元へ」。木村氏自らの現場経験を基に、立体物制作のプロフェッショナル集団として日々進化し続けています。

事業の主軸は、3DCG製作と立体造形物の製作です。専用ソフトで製作した3DデータからCNC切削による立体物を作り出すことで、クライアントが求めるオブジェクトをコンピューターや工作機械を用いてリアルな形で供給しています。一口に立体物と言ってもその種類は非常に多く、20mを超える大きなフィギュアや複雑な制御で動く機械仕掛けのモニュメント、精密なジオラマや美術館や博物館の展示物まで多岐に渡ります。

特に発泡スチロール製の原型から作るFRP(Fiber Reinforced Plastics)製品には定評があり、軽量で強度と耐久性に優れていることから、自動車や航空機のパーツをはじめ、すべり台などの遊具、家庭ではユニットバスなど様々なシーンで利用されています。

また、3Dデータを活用したコンピューターによるサービスが実現したことで、クライアントからの細やかな要望にも対応。技術の進化によって、これまで作成が難しかった細微な形状の物も製作を可能にしました。

医療や建築の現場にも利用されている3Dデータや3Dプリンターによる加工技術は、今後の事業の主力となっていくでしょう。

それでは、そんなFES株式会社で実際に働いている社員の口コミを見ていきましょう。

FES株式会社で実際に働く社員の口コミ

同業他社との制作工程の差別化、各人に合った社内での職種の提供をしてくれます。

FES株式会社の調査結果

社内の機械化が進んではいるものの、やはりもっとも大事な会社の資産は、実際に立体物を制作している人たちです。FES株式会社は、その人に合った仕事を任せることで人材をしっかりと育て、職人としての知識と経験を積み重ねることを重視しています。

着実な技術の向上が、他社とは一線を画すクライアントの高い満足度へとつながっているようです。

FES株式会社に求められている人材とは?

FES株式会社が求めているのは、何よりも「ものづくり」への好奇心を持っている人材。より良いものづくりをするために技術を向上させていきたいという人には、会社も積極的にバックアップをしてくれます。

また、Rhinoceros、zBrush、SURFCAMなどのCAMソフト(パソコン上でコンピュータ数値制御(CNC)の工作機械を操作する為の加工プログラムを作成するソフトウェア)を扱うことができる人や、FRP(繊維強化プラスチック)製造の経験者は即戦力として優遇しています。

では、実際どのような人材を求めているのか、同社にお話を伺いました。

社員として1人前になるために必要な期間と技術を教えてください

部署ごとの作業の習得に概ね3~5年程。部下、後輩に指示を出して仕事をまとめ、納品までの段取りを組むのに、更に数年以上の期間を要します。

業務を効率的にこなすために意識することを教えてください

変動する納期や制作依頼量に対応出来るよう、常に優先順位を考慮しながら、臨機応変に作業をしています。また、大胆さと繊細さをもって判断し、行動・作業をすることを心掛けています。

面接の際に、求職者に必ず聞くことを教えてください

入社後のキャリアプランはもちろん、社内での希望職種やPCスキル、運転免許証の有無や通勤手段、さらに当社ホームページの感想などを聞いています。

入社してほしい人物像を複数のポイントに分けて教えてください

まず理解力や責任感、積極性を持っていること。それに加えて几帳面さや柔軟性、想定外の出来事に対する機転や応用力があること。また、独立心やコミュニケーション力を持っている人物を募っています。

入社することで得られる経験や技術、資格を教えてください

PCスキルとしては、3Dデザイナーとして3Dソフトの習得、CAD.CAMオペレーターとして大型オブジェの制作方法、CNCマシンや3Dプリンターのオペレーションを習得することができます。

また職人としては、FRP工として型制作や成形等の樹脂作業、エイジングなどの特殊塗装職人としての技術の習得が可能です。

まとめ

FES株式会社とはどのような企業なのか、そして同社が求めている人材についてご紹介しました。今回のインタビュー中に伝わって来たのは、FES株式会社の「働く人を大切にする気持ち」でした。

コンピューターや工作機械を取り入れ、仕事の機械化と効率化を積極的に進めているものの、やはりもっとも大切な会社の資産は、ものづくりを行う職人たちです。そのより良い物を作りたいという向上心を積極的に支援していくことで、多くの人たちに感動を与えるものづくりを実現させているのだと感じました。

コンピューターを使った3D制作は、今後一層の需要が見込まれています。FES株式会社こそ、最先端の技術を身につけたい、そして自らの手によって人々に感動を与えたいという想いを持っている人が活躍できる会社と言えるでしょう。

会社概要

商号
FES株式会社
所在地
〒606-8453 京都市左京区北白川南ケ原町1-388
代表
木村 真束
資本金
300万円
コーポレートサイト
http://fes.kyoto.jp/
事業内容
発泡スチロール造形及び成型 FRP造形物製造 販売