はじめに

金型業界を世界全体で見ると、日本の金型業界は低迷傾向にあるといえます。

これは金型業界に限らず製造業全体にいえることですが、人件費の安い国では製品の価格を安く抑えることができるために世界での競争力が強まるためです。

しかしながら精度の高い金型に関していえば日本が国際競争力を維持して発展を続けていくことは十分に可能です。

なぜなら、高精度が要求される金型製品については、どの国でも高精度・高価格の日本製工作機械を使用する必要があり、日本製の材料指定を受ける場合も多いためです。

そのような条件下で作られる精度の高い金型を、例えば人件費の安い中国などのアジア地域で作ろうとしても結局、トータルでの製造原価・販売価格は日本の製品と大きな差はないという結果になるのです。

さらに高精度の金型製品を作る際には、製造の際に発生する誤差を熟練工が手作業で調整する工程が重要になります。
そうした手作業での調整は、日本の熟練技術者が世界トップレベルといえますから精度の高い金型製品に関しては日本が優位に立てるというわけです。

そのような金型業界において、オンリーワン技術をもって世界最高の金型製作を目指しているのが「サンユー技研工業株式会社」です。
今回は同社の概要から求められている人材についてまで、詳しく紹介していきます。

サンユー技研工業ってどんなところ?

サンユー技研工業の歴史は古く、三重県津市で1948年に創業した教育用品販売事業「中日工作」からスタートしています。
1960年には愛知県豊橋市に教育用金工旋盤の会社を設立、7年後に豊橋工場を津市に移転し、治具、工具、金型加工を始めます。
その後1970年、津市半田にて本田技研工業株式会社鈴鹿製作所協力工場としてサンユウ技研工業株式会社を設立し、津市高茶屋に本社工場を移転。
1988年にサンユー技研工業株式会社に社名変更となり現在に至ります。

サンユー技研工業ではすべてにおいて、「良い会社」となることを経営指針にしています。環境はもちろん、労働安全衛生、人権、雇用創出、品質、お取引先様への配慮など、幅広い分野に視野を持つべく努力しながら、品質第一、信用確保、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)の徹底による快適な職場づくりを行っています。

では、そんなサンユー技研工業で働く方の口コミをご紹介していきます。

サンユー技研工業で働いている方の口コミについて紹介

社内の雰囲気
モノづくりといっても多々あると思います。派手な分野ではありませんが、簡単ではない業務です。しかし、難しいからこそそこでしかできない、日本クオリティで世界に通じるものを作っています。簡単にできる仕事は中国やアジアに移っている世の中ですが、弊社の行う製造は今後も日本が牽引すると思いますし、その中、中心になれるのではと思います。

また、業界では珍しく女性の採用を積極的にしており、育休はもちろんのこと、不妊症治療休暇や希望者には育児中の在宅勤務制度もありますので、働きやすい職場が進化している感じがします。

サンユー技研工業の調査結果

金型業界について調べてみると、価格競争になる場面では人件費の安い諸外国が国際競争力を持っていても、高い精度の金型を求められる場面ではその金型を製作する日本製機器、日本製の原料、重要な役割を担う熟練工(熟練技術者)のどれを取っても日本が優位に立てることがわかりました。

サンユー技研工業は、まさにその世界に誇る高精度な金型を製作しており、特に日本の自動車業界においては、なくてはならない存在だと感じました。

また、製造業の中でも、金型業界のような工業製品の製造業というと男性社会という印象がありましたが、サンユー技研工業では女性が働きやすい環境を整えていることに驚きました。
女性従業員の採用を積極的に行い、産休育休だけでなく、希望者には不妊治療休暇や育児中の在宅勤務制度といった女性に嬉しい制度もあるということです。

そんなサンユー技研工業ではどのような人材を求めているのでしょうか。

サンユー技研工業に求められている人材とは?

同社では、現在「技術職、研究開発職」を募集しています。

マイナビ2018

この項目では、同社が具体的にどのような人物を求めているのかを、直接伺いました。

御社で「技術職、研究開発職」として一人前になるにはどれくらいの期間が必要ですか?また入社する前に勉強しておいた方がいいことなどありますか?

技術職

好き程勝ることなかれという言葉がありますように、人により技術習得レベルは様々です。早い人で3年、遅い人で10年かかると言われますが、その人の技術レベルに合わせたカリキュラムで一人一人その人の持つ一番良いポイントから伸ばしていきます。若者を世界に通じるエンジニアへ育てることをコンセプトに誰にも負けない技術の習得を目指します。しかし、当社の技術は永遠に完成されるものがなく、熟年でも若手でも永遠に技術追求というものが求められ、そこが当社が他社に真似のできない強みでもあります。また、ほとんどの人が未経験であり、入社前に業務的なことは不必要です。入社前の行って欲しい希望のことは、卒業旅行や趣味など、その時間にしかできない経験をしておくことが重要だと伝えています。

研究開発職

自動車は日進月歩な世界です。世の中、電気自動車、新エネルギー自動車、自動運転など様々な試みがメディアを騒がせていますが、基本的に派手に急に革新的に変わるものではありません。日々の積み重ねが変化を少しずつ作る業界です。一人前になることは仕事が好きになることが最短ですが、会社としても一人一人のやりたいこと、足りないものを取り入れ、好きになれるようにお互いの理解が鍵になります。

「自動車エンジン、ミッション用金型設計製作、自動車ステアリング用金型設計開発、金属加工研究」を行う際、より効率的に業務を遂行するためには、どのような事を意識すればよいのでしょうか?

自動車エンジン、ミッション用金型設計開発

新機種用、次世代等の新しいエンジン、ミッション用の金型が主となります。基本的に開発途中の車ですので、製作途中での設計変更やモデルチェンジが多々あり、情報の整理とお客様の要望の先を考える力が必要です。言われたことを行うのではなく、自分の意見が大事になります。失敗して当然です、挑戦する考え、それによる答えを次に結びつける意識が必要です。

金属加工研究

金属といえどもいろいろなものがあります。大きさ、硬さなども様々ですが、複雑な3次元での加工になり、複雑加工の中に0.01mm単位での精度が必要となります。日々変わる温度、湿度、機会の持つ特性などを考慮し、最新鋭のCAMソフトでの加工データを作ります。答えのある仕事ではなく、永遠に最高の加工の追求となります。如何に自分の最高のものを求めるかそこがより良い研究につながると思います。

「技術職、研究開発職」の面接で、特に聞く質問などありましたら教えてください。

業種が違えど同じ質問になります。量産工場の用に日々同じ仕事ではありません。日々違う仕事に臨機応変に対応し、新しい車を生み出すことに働きたいという気持ちがあるかが重要です。会社に勤めるのではなく、会社とともに成長してしたいですかという、質問が多いです。また、日本のTOPレーサーがOBにいることから、自動車好き、モノづくり好き、機械好きが多く、自動車に興味があるのかも重要になります。

実際に活躍されている「技術職、研究開発職」は、どのような能力が高いと感じますか?また、働いている方はどのような人柄の方が多いか教えてください。

技術職

人に言われたのではなく、自分の考えで行動に出る人。そしてその失敗に対して逃げずに受け止め、自分でやり遂げる責任感の強い人。
必ず失敗のつきまとう業種ですが、失敗で逃げる、誰かのせいにするのではなく、自分から解決に乗り出し、失敗をプラスに考えられる人が良いと思います。常に新しい技術を貪欲に吸収したい人やチャレンジする人が必然的に能力が高くなっていきます。自分の作品を作るという思い、そして、自分だけのこだわりだけでなく、その中にお客様の求めることを如何に取り入れるかと考えることが重要です。

研究開発職

視野の広さが必要です。図面を書くだけでなくどのように作るのか、作ったあとに使用した場合にどうなるのか。どのような場所で使うのか、様々の情報が飛び交います。その中で、一つの情報に傾けるのではなく、過去の実績、顧客の状況、製品の重要性など様々なことの整理し、何がベストであるのか、客観的に考える必要があります。突拍子もなく雲をつかむことを考える人間より、少しの変化を毎日続け、最終的には大きな変化をもたらせるような努力型の人が向いています。

まとめ

工場内
サンユー技研工業についてご紹介してまいりました。
精度の高い金型を製作するために必要なことは何かを追及し、実践している企業という印象を強く受けました。

例えば、技術職では個人の習得技術に合わせたカリキュラムが用意され、世界に通用するエンジニアへと育てることをコンセプトにしています。
ほとんどの人が未経験で入社する業界で、一人一人が持つ長所を見極め成長させることで、若手でも熟年でも永遠に技術追及できるという他者にまねのできない強みを持っているのです。

同じものを量産するのではなく、日々変更される顧客のニーズに対しての製造になるため、情報の整理やお客様の要望の先を自分で考える力が必要になります。

従業員が挑戦を恐れない姿勢を応援するために、「失敗して当然、それによって答えを見つけて成長できる」という考えがあるところも、サンユー技研工業で働く個人の成長が期待できる職場だと感じました。

ホワイト企業調査団
ブラック企業問題で騒がれる昨今、ホワイト企業に憧れるライター達によって結成された企業調査団。本当に働きやすい職場を求めて、日夜求職者が求める情報を収集しており、メンバーの中には、そのまま取材先に就職してしまおうと考えている者までいる。